夕寝して外が明るくならないともやのかかった午後九時の父

千葉県 岡田 淳吾 (69歳)

母が入院して父ひとりで生活していました。疲れて夕方から熟睡し、目覚めた時にもう朝だと勘違いしたのですが、まだ夜九時でした。疲れと生活のリズムの崩れ、そして老化のため、ぼうっとした状態になってしまい、助けを求めて私に電話してきたのでした。故郷を離れ、そばにいてやれず申し訳ない気持ちでした。

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