 |
2011年 5月号 NO.130
【明日へのことば】
人は文化を食べる生き物である
西江雅之
言語学者で文化人類学者の西江雅之さん(73歳)は、フィールドワークの達人と言われています。主にアフリカ諸国、インド洋やカリブ海の島々などへ出かけては、現地の人々と同じように暮らし、その土地の言葉や習慣を研究するのです。その研究スタイルから、「裸足の文化人類学者」と称される西江さん。20代で日本初のスワヒリ語辞典を編纂したほか、紀行文やエッセーも発表してきました。昨年出版した『食べる』(青土社)では、「食」を切り口に、「文化とは何か」をわかりやすく説いています。
[聞き手 林 昭利]
|
 |