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2015年 8月号 NO.181
【明日へのことば】
短歌を通して見つめる介護
安森敏隆
歌人で同志社女子大学名誉教授の安森敏隆(やすもり・としたか)さんは広島県出身の73歳。2006(平成18)年から実施している「NHKハートプロジェクト NHK介護百人一首」の選者代表を務めています。安森さん自身、今から15年前、同居していた妻の母の認知症が進み、大学を1年間休職して妻と二人で介護の日々を送りました。義母の命を見つめる生活の中で次々と歌が生まれました。「介護百人一首」と名付けたのも安森さんで、“命”を心のままにうたう「介護短歌」を作ることで安心を得たり、悲しみを喜びに転換させることもできると話します。
[聞き手 水野節彦]
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