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2010年 10月号 NO.123
【明日へのことば】
刑事から僧侶への転職〜人生二幕目
大島龍穏
今から10年前、“鬼刑事”と呼ばれた一人の警察官が、僧侶へと転職。第2の人生を歩み始めました。ことし64歳になる大島龍穏さんです。神奈川県警の警察官として、35年にわたって凶悪犯罪の現場に身を置いていた大島さんは、定年まで7年を残して退職。師匠である梶川龍良(りゅうろう)さんと、その師父の龍文(りゅうもん)さんから「龍」の字をもらい、龍のような強さを秘めつつ人々に優しさや穏やかさをお返しするという意味を込めて名を「龍穏」と改め、お寺を持たない在宅僧侶となりました。そこに至る胸の内と、仏様とともに生きる日々について語ります。
[聞き手 佐野剛平]
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