2017年 4月号 NO.201
【母を語る】

母の生きざまを道しるべに
大村 智



化学者で北里大学特別栄誉教授の大村智さんは、1935(昭和10)年、山梨県神山村(現・韮崎市)に生まれました。研究の道に入って半世紀。世界各地の土壌などから毎年二千を超える微生物を取り出す基礎研究を重ね、寄生虫感染症の予防・治療薬の開発につなげました。その功績が評価され、2015(平成27)年、ノーベル医学・生理学賞を受賞。美術への造詣も深く、女子美術大学名誉理事長、韮崎大村美術館館長の横顔を持つ大村さんの人生に大きな影響を与えた一人が、母・文子さんでした。