2010年 8月号 NO.121
【インタビュースペシャル】

役者は無限
仲代達矢



仲代達矢さんは、1932(昭和7)年、東京生まれです。52年、俳優座演劇研究所付属俳優養成所に入所し、55年、舞台『幽霊』のオスワル役でデビューしました。舞台俳優としてだけでなく、『人間の條件』(小林正樹監督・1959〜61年・全6部)、『用心棒』(黒澤明監督・1961)、『金環蝕』(山本薩夫監督・1975)など、日本を代表する映画に数多く出演し、舞台『どん底』などで75年度の芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞等を受賞。2007(平成19)年度には、文化功労者として表彰されています。また、亡き妻・宮崎恭子(やすこ)さんと続けてきた「無名塾」を主宰して、現在も後進の指導に情熱を注いでいます。 [聞き手 迎 康子]