2010年 9月号 NO.122
【人生"私"流】

福岡ハカセが読み解く日本
福岡伸一



分子生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一さんは1959(昭和34)年、東京生まれです。78年、昆虫学者になる夢を抱いて京都大学農学部に入学。しかし、害虫駆除など応用色の強い研究が主流だった昆虫学に違和感を覚えてアメリカに渡り、分子生物学の研究者となりました。生命科学をユニークな切り口でわかりやすく説いた『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)はベストセラーになりました。近著『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋)は、『週刊文春』の連載コラム「福岡ハカセのパラレルターンパラドクス」をまとめたものです。 [聞き手 柴田祐規子]