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2013年 4月号 NO.153
【歴史に親しむ】
評伝、3人の日本人 〜無私の精神に生きる
磯田道史
静岡文化芸術大学准教授の磯田道史(いそだみちふみ)さんは、1970(昭和45)年、岡山市生まれ。このほど雑誌に連載した史伝をまとめ、『無私の日本人』(文藝春秋)として発表しました。江戸時代の中期、東北仙台藩吉岡宿の穀田屋十三郎(こくだやじゅうざぶろう)、元禄時代に生きた儒者・中根東里(とうり)、そして幕末の歌人・大田垣蓮月(れんげつ)の3人を取り上げています。3人に共通するのは、自己をかえりみず、世のため人のために尽くす無私の精神です。
[聞き手 川野一宇]
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