2015年 11月号 NO.184
【戦争・平和インタビュー】

「まだ死にたくない」日本軍からの脱走
土田喜代一



海軍の上等兵だった土田喜代一(つちだ・きよかず、95歳)さんは、太平洋戦争で激戦が繰り広げられたパラオ諸島の1つ、ペリリュー島の部隊で圧倒的兵力を持つアメリカ軍と対峙し、1年近く戦う中で終戦の日を迎えます。島には終戦を伝えるビラが撒かれ、真実を知ろうとする将校が殺害される事件も起こりますが、土田さんは単身で部隊を抜け出し、終戦を確かめます。土田さんの必死の呼びかけでようやく部隊は武装を解き、34名が帰国しました。 [聞き手 塩田慎二]