2004年 2月号 NO.43
【健やかに生きる】

病気以外は健康
波多江伸子



波多江伸子さんは福岡市生まれで、現在55歳。九州大学大学院博士課程を修了。人はいかに生きるべきかを考える倫理学の研究者だった波多江さんは、33歳のとき、初めてのお子さんを出産した直後に、甲状腺がんと診断されて手術。後遺症や挫折感に苦しみました。この体験を経てたどりついた、病に寄り添い日常を愉しむ独自の身体験を『からだに寄りそう〜がんと暮らす日々』という一冊の本にまとめました。医療に関係した倫理学や、死や生について学ぶ死生学を研究し、現在は大学医学部や看護学科などで非常勤講師を務めているほか、終末期医療や生命倫理について講演、執筆活動を行っています。