NHK財団では、8K技術を利用した美術品の超高精細デジタル化技術を開発しました。

【絵画などの2次元被写体のデジタル化】
絵画などの2次元被写体のデジタル化では、撮影における拘束条件が少なく短時間でデジタル化できる8Kロボットカメラを用いたデジタル化技術を開発しました。このデジタル化技術では、対象となる絵画を自動でタイル状に領域分割して撮影し、レンズ歪補正などの画像処理を施し高精度に貼り合わせできます。

【壺などの3次元被写体のデジタル化】
壺などの3次元被写体に関しては、被写体を電動ターンテーブルに載せ8Kカメラで自動撮影する効率的なデジタル化システムを開発しました。様々な視点から撮影した被写体表面上の特徴のある箇所（特徴点）を手掛かりに被写体の3次元形状と表面模様を抽出するフォトグラメトリ手法をベースとし、8Kカメラの映像を用いることで高精度な形状、高精細な表面模様を取得できます。