うばてや」からだの中をこだまする手を振る母を置いてくるとき

東京都 中村 直子 (70歳)

母ひとり子ひとりで育った私は、最後まで母の世話をすると決めていましたが、様々な事情で施設に入ってもらうことになりました。景勝地の山裾にある施設から帰るときは胸がつぶれる思いでした。

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