ゐた時が何千倍もよかつたよ子の車椅子に空気を入れる

千葉県 浜崎 純江 (77歳)

二〇二〇年、息子は四十九歳で亡くなりました。最後の十年は二人の日々でした。息子が乗らなくなっても車椅子の空気は減るんです。

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